スマホ時代の医療現場を守る「つながらない権利」と実務対応

スマートフォンを見て考えごとをする女性の画像

「休みの日なのに、職場からのLINEが気になって休んだ気がしない…」

「自分が返信しないと、現場の業務が止まってしまうのでは…」

スマートフォンの普及で、医療現場のコミュニケーションが便利になった側面はあります。

しかしその反面、「仕事」と「プライベート」の境界線が見えにくくなってしまったのも事実です。

特に責任感の強い医療従事者ほど、善意で連絡に応じ、結果として心身をすり減らしてしまう実情があります。

これは個人の問題というより、むしろ組織の持続可能性を揺るがす大きなリスクにもなり得ます。

先日、医療介護求人サイト「ジョブメドレー」の取材を受け、いわゆる「つながらない権利」を含む労基法改正が医療・福祉現場に与える影響についてお話しする機会をいただきました。

本記事では、その取材でお伝えしきれなかった課題を含め、デジタル化による「見えない労働」の実態と、現場管理職が今日から取り組むべき「連絡のルール化」のヒントを、元医療従事者の社労士視点で解説していきます。

取材記事:「これまでの働き方はもうできない?労働基準法改正がもたらす医療・福祉分野への影響」(ジョブメドレー)

目次

「つながらない権利」とは何か?

通知が入ったスマートフォンを操作するイラスト

「つながらない権利」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

これは、勤務時間外や休日に、仕事上のメールや電話、SNSの連絡を拒否できる権利を指します。

デジタル化が進み、いつでもどこでも職場と繋がれるようになった現代において、心身の健康を守るための労働者に認められるべき権利として注目されています。

ガイドラインの動向と法改正議論の背景

この概念は、2016年にフランスで世界に先駆けて法制化されました。

日本においても、厚生労働省の「労働基準関係法制研究会」が2024年末にまとめた報告書の中で、重要な論点として挙げられています。

以下、議論のポイントをまとめます。

「つながらない」ことによる不利益の禁止

欧州等で規定されるように、勤務時間外の連絡の拒否やつながらない状態を確保しようとすることに対し、人事評価や処遇における不利益取扱いを禁じる方向で検討

一律の禁止ではなく「労使でのルール作り」

全てを一律に禁止するのではなく、職種の特性や事業の状況に合わせ、「どのような連絡が許容され、どのようなものが拒否できるのか」を労使で話し合って決めることを重視。

ガイドライン策定による実効性の確保

企業内での話し合いを促進するために、国として具体的な判断基準となるガイドラインの策定など、積極的な支援策を検討 。

参考:
「労働基準関係法制研究会」の報告書を公表します|厚生労働省

趣旨説明「『つながらない権利』とは何か?──類型整理と本フォーラムの目的」|労働政策フォーラム「ICTの発展と労働時間政策の課題─『つながらない権利』を手がかりに─」|労働政策研究・研修機構(JILPT)

現時点では、すぐに罰則付きの法律ができるわけではありません。

しかし、国は「つながらない権利」に関するガイドラインの策定や、企業に対するルール作りの普及を強く後押ししています。

なぜ、今この議論が加速しているのでしょうか。

それは、スマホの普及によって、かつては明確だった「仕事」と「プライベート」の境界線が、いつの間にかわかりづらくなってしまったからです。

医療現場特有のコミュニケーション環境

特に医療・福祉の現場において、この問題は深刻です。

これまではPHSや緊急連絡網など、比較的限られた範囲・手段で運用されてきましたが、近年ではLINEやビジネスチャットツールが急速に普及したせいで、以下のようなことが日常化しています。

  • シフトの急な変更をLINEで一斉送信する
  • 患者の状態について、チャットで相談する
  • 業務の申し送りを、帰宅したスタッフにSNSで伝える

こうした運用は、一見、効率的で現場をスムーズに回すための工夫のように見えます。

しかし、受け取る側のスタッフにとっては、「家でくつろいでいる時も、スマホが鳴った瞬間、職場に引き戻される」という、精神的な拘束時間を生み出しているのです。

労働基準法上の解釈では、数分間のやり取りであっても、それが業務上の具体的な指示や報告、あるいは「即レス」を期待させる状況であれば、それは「使用者の指揮命令下にある時間」にあたり、労働時間とみなされます。

「ほんの1、2分のやり取りだから」と軽視していませんか?

もし、これが全職員かつ長期にわたって積み重なれば、多大な未払残業代請求へと発展する可能性があります。

デジタルデータは、労働基準監督署の調査や裁判において、動かしようがない証拠として残ることを忘れてはなりません。

指揮命令下かどうかの境界線

では、どのような連絡が「労働時間」と判断されるのでしょうか。

その境界線は、主に以下の2点で判断されます。

業務との関連性

単なる内輪の親睦会の案内なのか、それとも翌日の回診の準備指示なのか。

② 義務(強制力)の有無

「確認したらスタンプを送ること」

「至急返信して」

といった明示的な指示がある場合はもちろん、暗黙の了解として返信が求められている状況も含む。

管理職が意識しておきたいのは、

「メッセージを送った側がどう思うかではなく、受け取った側が『仕事をさせられた』と感じるかどうか」

が重要だということです。

「明日、時間がある時に見ておいて」と一言添えたとしても、通知が鳴るだけでスタッフの頭は仕事モードに切り替わり、休息は分断されます。

デジタルの便利さが、意図せず「24時間365日の拘束」を生み出していないかどうか、ここで一度振り返る必要があります。

「善意と責任感」が休息の分断を招く

「SOS」と書かれたカードにハートマークが寄り添う画像

「つながらない権利」を阻害する最大の壁は、実は、職員一人ひとりが持つ「善意と責任感」であるケースが少なくありません。

責任感に依存した運用の限界

医療従事者の多くは、

「自分の返信が遅くなったら、現場の同僚が困るのでは…」

「患者さんのケアに支障が出るのでは…」

という使命感のもとで働いています。

このため、休日であってもスマホの通知を無視できず、自ら進んで「つながること」を選んでしまいがちです。

しかし、この個人の善意に依存した運用には限界があります。

なぜなら、特定の連絡がつきやすい人に情報が集中し、その人が休まらなくなることで、組織としての持続可能性が損なわれていくからです。

特定のスタッフの「善意と責任感」に頼りすぎる体制は、その人が倒れてしまった瞬間に立ちいかなくなる、極めて脆弱な組織と言わざるを得ません。

「オンとオフ」の消失が生む弊害

私が医療現場で事務職をしていた頃にも、当たり前のように上記と同じような働き方をしていました。

「失敗したくない」「責任をもって仕事を進めたい」という想いから、休み中の上司に連絡を入れてしまったり、反対に、自分が上司の立場で休んでいるときには、自部署のスタッフがスムーズに仕事を進められるようにメールで指示を入れてしまったり。

管理職やリーダー層は、退勤後や休みの日にも頭のどこかで仕事のことを考えています。

スタッフから仕事の連絡が入れば、食事中であっても先に返信するような、そんな姿が「頼れるリーダー」として美化される風潮もありました。

しかし、そのように休息が細切れになると、疲労の蓄積は当然のこと、「オフの時にも自分は働いているんだ」という上司側の自負心が、自部署のスタッフの「休みを取りづらい」「気が休まらない」といった心理的安全性を阻害する要因にもなっていたであろうことを、今になって認識するのです。

「つながり続けること」で一時的に現場はスムーズに動くかもしれません。

しかし、長期的に見れば、それは職員のバーンアウトを招き、結果として医療の質を低下させる要因となります。

自分が答えないと仕事が止まる」という状況は、特定の個人の能力が高いからということではなく、組織としての情報共有や権限委譲の仕組みが不足しているサインであると、管理職は捉え直す必要があります。

スタッフの善意を搾取しないために、あえて「つながらないこと」を組織として推奨する意識が求められているのです。

医療現場における心理的安全性の確保は、安全配慮義務の履行や離職リスクに大きく関係します。こちらの記事で詳しく解説しています。

緊急事態と日常業務の「線引き」の明確化

「Limit」と書かれたブロックと置時計の画像

「つながらない権利」を守るために、一律に「勤務時間外の連絡は一切禁止」としてしまうと、患者の命を預かる医療現場のオンコール体制は破綻してしまいます。

重要なのは、全てを禁止することではなく、現場が迷わないための「線引き」を明確にすることです。

「全て禁止」が招く現場の混乱

「全て禁止」といった極端なルール設定は、かえって現場に負の影響を及ぼします。

例えば、本当に緊急を要する指示が遅れてしまったり、連絡を躊躇した結果、重大な医療事故につながったりしては本末転倒です。

管理職がまず行わなければならないのは、「連絡が必要な事案」と「そうでない事案」の仕分けです。

スタッフが「これは今連絡すべきか、明日でいいのか」と悩むこと自体が心理的な負担になります。

その迷いを取り除くためのルールを組織内に作る必要があります。

現場が迷わないためのエスカレーションルール

具体的な対策として、連絡内容を「緊急度」に応じて以下のようにレベル1~3などに分類し、ルール化することを提案します。

区分対応内容手段
レベル1緊急
(即時の連絡・対応が必要)
患者の容体急変、重大な医療過誤の発生、災害対応など電話(確実につなげるため)
レベル2重要
(当日中の確認が望ましいが、即時ではない)
翌日のシフトに影響する急な欠勤連絡、緊急の物品不足などチャット・SMS(「確認でき次第でOK」とコメント付記)
レベル3日常業務
(翌営業日の確認でよい)
事務的な連絡、会議の案内などチャット・メール(「返信不要」「翌朝確認」を徹底)
エスカレーションルール(一例)

ルールができたら、次は「連絡する側」のマナーの徹底を行います。

例えば、レベル3の連絡を休日のスタッフに送信する際には、冒頭に

【翌朝確認でOK】

と明記することを義務付けるだけでも、受け取る側の精神的なプレッシャーは軽減されるはずです。

何となく行っていた連絡を、仕組みとして整えるプロセスこそが、スタッフの休息の質を担保し、有事の際の組織の機動力を高めることにもつながるのです。

連絡手段の一本化とツールの使い分け

ノートに「しくみ」と書かれたイラスト

「つながらない権利」を実効性のあるものにするためには、精神論ではなく「仕組み」が必要です。

その鍵を握るのが、連絡手段の整理とツールの使い分けです。

個人スマホの業務利用(シャドーIT)の危険性

医療現場で最も多く見られるのが、スタッフ個人のスマートフォンやLINEをそのまま業務連絡に使うケースです。

このように、職場の許可がない端末やアプリを使うことを「シャドーIT」と言います。

シャドーITには手軽さがある反面、大きなリスクをはらんでいます。

  • プライベートのアプリに仕事の通知が混ざることで、精神的なオン・オフの切り替えができない
  • 退職した職員のグループラインに患者情報が残るなどのセキュリティリスクがある
  • 管理職が把握できない場所で「見えない労働」やハラスメントが発生する温床になる

このようなリスクを抑え、組織として「つながらない権利」を守る第一歩は、

  • 公私のデバイスを分ける

あるいは、少なくとも

  • 業務用の連絡アプリを一本化し、通知設定をコントロールできる環境を整える

ことです。

連絡の優先順位(コミュニケーションの交通整理)

ただツールを導入するのではなく、「どのツールをどう使うか」という交通整理を明文化します。

以下のように、連絡の優先順位を職員間で共有することを推奨します。

優先順位
電話(緊急時のみ)

即時の判断や対応が必要な場合。

電話が鳴る=緊急事態、という共通認識を持たせることで、それ以外の時間はスマホを気にする必要がなくなる。

優先順位
業務用チャット・SMS(準緊急・日常)

連絡事項を文字で残すためのもの。

ただし、「勤務外のスタッフは、次の出勤時まで返信しなくてよい」というルールをセットで運用。

優先順位
院内掲示板・申し送りノート(非緊急)

出勤してから確認すれば足りる内容。

個人のデバイスに通知を飛ばさない工夫。

【実務のヒント】「予約送信」の活用

管理職が夜間に思いついた連絡事項を送りたい時は、チャットツールの「予約送信」機能を活用し、翌朝の始業時間に届くよう設定しましょう。

これだけで、受け取る側の「夜間の緊張」を防ぐことができます。

デジタルツールは、正しく使えば便利な道具になります。

しかし、その使い方によって「スタッフの休息を削る道具」にならないよう、あらかじめ管理職が明確なルールを用意してあげることが重要です。

管理職の疲弊を防ぐ「組織としてのバックアップ」

ブロックで「BACKUP」と書かれたイラスト

「つながらない権利」を導入する際、最も大きな負担がかかるのは現場の管理職です。

部下にはゆっくり休むように伝え、連絡を控える一方で、自分自身は24時間体制で現場のトラブルや緊急連絡に備え続けます。

こうした管理職の孤独な奮闘に依存した体制には、実は危険が潜んでいます。

中間管理職が陥る「孤独な24時間対応」の弊害

管理職の多くが、「何かあった時は自分が対応しなければ」という想いに囚われています。

その結果、休日でもスマホを手放せず、プライベートの時間も常に緊張状態に置かれています。

しかし、管理職の仕事は、自ら24時間稼働し続けることではなく、自分が不在でも現場が回る仕組みを作ることです。

リーダーが常に連絡がつく状態でいることは、組織に安心感を与えているようで、実はスタッフの判断力や自律性を奪い、組織としてのレジリエンス(適応力・回復力)を低下させている側面もあります。

経営トップによる「休息の宣言」

管理職が安心してスマホを手放すためには、トップからの明確なメッセージが欠かせません。

「職員の心身の健康こそが、質の高い医療の基盤になる」

という経営理念を、院長が言葉にして発信し続ける必要があります。

そのうえで、以下の2点を組織的に取り組むことが大事です。

① バックアップ体制の明文化

管理職が休みの日は、誰がその権限を代行するのかを明確にする。

② 「休むこと」への評価

仕事とプライベートを上手に切り離し、リフレッシュして業務に戻ることを組織として称賛する文化を作る。

組織のバックアップとは、単なる制度の話ではなく、働く者同士がお互いの休息を尊重し合う信頼関係から始まります。

「つながらない権利」を守ることは、決して働く者のわがままではありません。

管理職自身が率先して適切に自分のスマホをオフにすることが、スタッフが安心して長く働ける、ひいては「選ばれる組織」への第一歩となります。

管理職を含め、医療機関の全スタッフに対し使用者が課された義務のひとつに「安全配慮義務」があります。安全配慮義務違反を防ぐために必要な体制整備の実務対応について、こちらの記事で解説しています。

管理職が今日からできること

茶色のブロックに「ACTION PLAN」と書かれたイラスト

「つながらない権利」を組織に根付かせるのは、一朝一夕にはいきません。

最後に、今日から始められる3つのステップを提案します。

① 「緊急時以外は反応しなくていい」と明言する

最も効果的で、かつコストがかからない方法は、リーダーであるあなた自身が

「休みの日は、緊急時以外、私の連絡に反応しなくていいよ」

と言葉にして伝えることです。

スタッフは、上司からメッセージが来れば「すぐに返さないと」とプレッシャーを感じます。

たとえ内容が急ぎでなくても、「緊急時以外は反応しなくていい」の一言があるかないかで、受け取る側の心理的負担は大きく変わります。

まずは、反応しないことを認める文化を作ることが、仕組み化の第一歩です。

② 連絡の「時間外ルール」をチームで話し合う

次のステップは、現場のスタッフを巻き込んだルール作りです。

  • どのレベルなら電話していいか?
  • チャットの通知はオフにしていいか?

といった基準を、ミーティングの議題にしてみてください。

トップダウンで押し付けるのではなく、現場の不安(「連絡が取れなくて困ったらどうしよう」)を汲み取りながら一緒にルールを作るプロセスこそが、組織の結束力を高め、心理的安全性を育みます。

③ 小さな「成功体験」を共有し、組織文化へ引き上げる

3つ目のステップは、ルールを形骸化させないためのフィードバックです。

実際に連絡を控えたことで、スタッフから「昨日はしっかり休めました」という声が出たり、あるいは逆に「連絡がなくて困った」という不都合が生じたりするはずです。

これらを抽出して、チーム内で共有しましょう。もし不都合があれば、前述のエスカレーションルールを微調整します。

「連絡を我慢したことで、翌日の現場が明るくなった」

「リーダーが休みの日に現場が自律的に動けた」

といった小さな成功体験を積み重ねることが、スタッフの安心感、ひいては組織への信頼につながります。

こうした現場レベルの工夫が、「離職防止」や「採用力の強化」といった経営的なメリットに直結していくはずです。

まとめ

木目調のブロックで「まとめ」と書かれたイラスト

スマホ時代の医療現場において、「つながらない権利」を認めることは、決して「仕事をサボることを許す」ことではありません。

むしろ、質の高い仕事を継続していくために質の高い休息を保障する、という極めて前向きな組織戦略です。

医療現場で長年勤めてきて痛感するのは、医療従事者の善意は無限ではないということです。

その善意をすり減らすのではなく、「大切に守り、育んでいくこと」こそが、これからの医療現場で求められる労務管理のあり方です。

「勤務間インターバル」と「つながらない権利」は車の両輪です。

「物理的な休息時間」と「精神的な解放感」が揃って初めて、スタッフは今日も明日も、活き活きと働き続けることができるのです。

以下の記事では「勤務間インターバル」の導入と隠れた残業を防ぐための方法について解説しています。

なお、いま議論されている労働基準法改正の全体像と、医療機関が今から着手すべき組織づくりについては、以下の記事で整理しています。

FAQ(よくある質問)

ホワイトボードに「Q&A」と書かれたイラスト

勤務時間外のLINEやメールは、すべて「労働時間」として扱わなければなりませんか?

すべてではありませんが、「使用者の指揮命令下にある」と判断されれば労働時間になります。

例えば、業務上の具体的な指示が含まれていたり、休日でも即レスを求める状況の場合、数分間のやり取りでも法的には労働時間とみなされるリスクがあります。

デジタルデータは証拠として残るため、注意が必要です。

緊急連絡が必要な職場なので、一切の連絡を断つのは不可能です。どうすればいいですか?

大切なのは「全てを禁止する」ことではなく、連絡の「線引き」を明確にすることです。

命に関わる「緊急事態」と、翌朝で構わない「日常業務」を切り分けましょう。

「電話は緊急時のみ」「チャットは翌朝確認でOK」といったエスカレーションルールを言語化し、職員間の共通認識にすることが現実的な解決策です。

スタッフが「善意」で返信してくれている場合でも、制限を設ける必要はありますか?

はい、組織として制限を設けるべきです。

個人の責任感や善意に依存した体制は、特定のスタッフへの負担集中を招き、組織を脆弱にします。

また、善意の疲弊によるバーンアウトは、重大な離職リスクや医療事故の引き金にもなりかねません。

スタッフを守ることは、結果として組織の安定に直結します。

「つながらない権利」を尊重するために、管理者が今日から実践できる工夫はありますか?

まずは「緊急時以外の休日の連絡には反応しなくていい」と明言することから始めましょう。

管理者が夜間に思いついた連絡をしたい場合は、チャットツールの「予約送信」機能を活用し、翌朝の始業時間に届くよう配慮するのも有効です。

リーダー自らが「適切にオフを作る姿」を見せることが、職場全体の安心感に繋がります。

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この記事を書いた人

吉澤 宏行のアバター 吉澤 宏行 社会保険労務士・医療機関専門コンサルタント

吉澤社労士事務所代表。社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)として、医療機関の労務と人材課題に専門的に携わっています。
医療機関で25年間事務職に従事。総務、経理、医事、健診部門など幅広く経験を積み、2024年4月に独立。地元・東京都日野市にて医療機関専門社労士として活動中。

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